水虫とは?
感染するのは足だけじゃない?
水虫とは白癬菌(はくせんきん)という真菌(カビ)が皮膚(角質層(角層))に感染、寄生し、激しい痒みを伴ったり、皮膚がただれたり、剥がれたり、小さな水疱(水ぶくれ)ができる症状のことです。
皮膚科の診察では患部の角質層を採取し、顕微鏡検査をし、白癬菌が発見されると水虫と診断されます。
また、白癬菌の種類を特定したり、薬の効き目を判断するために培養法と呼ばれている検査も行われています。
一般的に水虫といえば足、特に足の裏にできる病気と思われていますが、白癬菌が感染するのは足だけでなく体のどの部位にも感染する可能性があり、感染した部位により名称も異なります。
水虫の種類
~足の水虫~
足の水虫には趾間型、小水泡型、角質増殖型などがあります。
- (1)趾間型:
足の指の間が赤くなり、それから白くふやけて、皮がむけます。むずむずとかゆいことが多く、白くふやけた皮をむしるとただれて、液が出てじゅくじゅくします。 - (2)小水泡型:
足の裏や縁に小水泡や膿泡ができ、強いかゆみを伴います。小水泡は通常2~3mm程度ですが、時により大きくなることもあります。 - (3)角質増殖型:
足の裏、特にかかとの部分の角質が厚くなり、表面がザラザラになって皮がむけてきます。かゆみなどの自覚症状はありません。
~手・爪にできる水虫~
手にできる水虫や爪がぼろぼろになる爪の水虫もあります。
水虫の診断法と治療法
足の水虫は顕微鏡での診断が確実
足の水虫の場合、特に足の薬指と足の小指の間が痒いと、趾間型の水虫と自己診断しがちです。しかし、違う病気の可能性もありますので、皮膚の白癬(はくせん)菌を顕微鏡で見て、診断するのが確実です。
足の水虫の根治には根気が必要!
水虫の治療に使う薬は皮膚の角化層に浸透して、水虫菌(白癬菌)を殺菌する作用があります。薬の効果は数日間でも実感できます。
水疱型の水虫では水泡部分がなくなると治った感じがします。
しかし、水虫菌は数日間では全滅しません。皮膚に潜んでいる水虫菌は機会があれば再度、増殖してきます。水虫が治らないと言われるのは、痒みがなくなると薬剤の使用を中止して暫くして再発するからです。皮膚の入れ替わりを考慮すると根治させるためには6週間から12週間の治療が必要です。
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